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平成30年度宇ノ気中学校卒業式(平成31年3月9日)

市長祝辞

本日ここに、かほく市立宇ノ気中学校を卒業される156名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
これまで皆さんを温かく見守り、導いてくださった先生方、ご両親、ご家族の皆様、そして後輩の皆さんとともに、今日の栄えある門出を心から祝福したいと思います。
今、義務教育の課程を立派に終え、さらなる世界へ巣立っていかれる皆さんは、夢や希望に満ち溢れていることでしょう。同時に新たな環境への不安も感じているのではないでしょうか。今後、皆さんが夢や希望に向かって進んでいく道のりには、必ずと言っていいほど困難や試練が待ち受けています。
しかし、この宇ノ気中学校で身につけた「公正・自主・敬愛」の精神があれば、力強く乗り越えていけるはずです。
さて、皆さんもご存知のように、本年4月末をもって平成の時代が終わりを迎えます。平成の時代は、地方自治体にとって、人口減少・少子高齢化、地方分権の進展など大きな変革期を迎え、新たな行政課題に対応するため、全国的に市町村合併が推進された時代でもありました。皆さんが生まれた平成15年から16年にかけ、高松町、七塚町、宇ノ気町との間で合併協議が進められ、平成16年3月1日に、県内の市町村合併第1号として「かほく市」が誕生いたしました。
本日、卒業される皆さんは、この「かほく市」とともに、これまで健やかに大きく成長されました。皆さんが今日、こうして卒業の日を迎えられたのは、決して自分一人の力だけではありません。ご家族の皆様、先生方、地域の皆様の支えがあったからこそであり、これまで支えてくれた多くの皆様への感謝の心を決して忘れずに、新しい時代を迎えていただきたいと思います。
さて、これから迎える新しい時代は、人工知能などの新しい技術の進歩により、日本の産業構造や就業構造に大きな変革をもたらし、近い将来、人工知能が搭載されたシステムや業務用ロボットが人間に代わって様々な分野で仕事を行うことになるとも言われております。
このような時代を迎える皆さんに、今後、求められるのは、物事を総合的に捉え判断する能力や、困難な課題に対する解決力、創造性豊かな発想力、コミュニケーション能力、あきらめずにねばり強く努力し続ける力など、より人間らしい能力、人間にしか出来ない力が求められてくることになり、こうした人間的な魅力を磨いていただきたいと思います。
今、次のステージへ羽ばたいていく皆さんにとって、ここにいる仲間、同級生はかけがえのない大切な宝物です。どうか、この仲間を大切に思い、また、仲間がくじけそうな時は助け合い、励まし合い、時には競い合って、それぞれの夢、希望、目標の実現に向かって、常に前向きな姿勢で挑み続けていってほしいと思います。そして、これから出会うであろう多くの人達とも友情を育み、それぞれの未来を切り開いていってください。
最後になりますが、今日まで長い間ご指導、お世話をくださいました校長先生をはじめ諸先生方、そしてPTAや地域の皆様に厚く御礼を申し上げますとともに、これまで慈しみ育ててこられましたご家族の皆様に深く敬意を表し、心からお祝い申し上げます。
本日、卒業される皆さんの、更なるご成長とご活躍を心からお祈り申し上げまして、祝辞といたします。

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