上水道断水に関する市長メッセージ(令和5年2月1日)
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先日からの上水道断水に関しまして、一言、申し上げたいと存じます。
かほく市では、10年に一度の最強寒波が到来した1月26日木曜日の夜から、七塚地区と宇ノ気地区のうち大崎と横山の一部地域の約5,400世帯において、上水道の断水が発生いたしました。
日常生活に多大な支障をきたす状況となりましたことは誠に遺憾であり、ご不便・ご迷惑をおかけした市民の皆さまに対しまして、心よりお詫び申し上げます。
今回の断水は、最低気温がマイナス5度を下回る状況となった中、水道管の破裂による漏水をはじめ、凍結防止や融雪のための散水などが原因となり、水道使用量が取水能力を大きく上回ることとなった結果、配水池の水位が急激に低下したことによるものであります。
断水の発生以降、市民の皆さまへ節水を呼びかけると同時に、災害対策本部を設置し、職員と関係事業者が一丸となって、24時間体制で市内全域の1,400件余りの空き家を点検し、止水作業を行った結果、配水池の水位が回復したことから、1月29日に段階的に通水作業を開始し、翌30日に断水が解消、そして、水質検査の結果、飲用が可能となり完全復旧となりました。
この間、漏水箇所の特定のほか、チラシの配布や住民の皆さまからの相談対応など、区長をはじめ地区役員の皆さまに多大なご協力をいただき、そのことが、通水作業がスムーズに進み、断水解消につながったものと思っております。ご支援ご協力をいただきました関係各位に心から感謝を申し上げます。
また、断水区域の皆さまの飲料水を確保するため、臨時の給水所を3箇所開設して、給水パックの配布をさせていただきましたが、給水所の運営にあたりましても、区長をはじめ多くの地域の皆さまにご協力をいただきました。
このほか、石川県、金沢市、野々市市に加え、県外より名古屋市、愛知県丹羽広域事務組合から給水車や給水パックなどのご支援をいただいたほか、企業・団体・個人の皆さまより多くの支援物資をいただきました。この場をお借りいたしまして厚くお礼申し上げたいと思います。
今後、今回の経験を活かし、市民の皆さまへの水の供給という、重要なライフラインを守っていくため、引き続き最善を尽くしていくとともに、課題として浮き彫りとなりました空き家対策につきましても、しっかりと取り組んでまいりますので、市民の皆さまのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。
令和5年2月1日 かほく市長 油野 和一郎
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