エンターキーで、ナビゲーションをスキップして本文へ移動します

第16回かほく市成人式(令和2年1月12日)

市長式辞

新成人の皆様、ご成人おめでとうございます。
輝かしい令和2年の幕開けとともに、本日ここに人生の節目となる成人式を迎えられました皆様に、ご来賓の方々とともに心からお祝いを申し上げます。
また、皆様をここまで立派に育て上げられましたご両親やご家族をはじめ、温かく見守っていただきました地域の方々にも深く敬意を表したいと思います。
皆様は、本日「成人式」という人生の大きな出発点に立ち、それぞれの夢や希望を胸に、決意を新たにされていることと思います。これから皆様は真の大人として自らの判断で行動し、それに応じた責任が求められることになります。その自覚をしっかりと心に刻み、これからの人生を歩んでいっていただきたいと思います。
さて、かほく市は、昨年3月に、合併してから16年目を迎え、これまでの15年間、国から受けてきた合併特例による財政優遇措置が終了し、皆さんと同じく、かほく市として真に自立していく大きな節目を迎えました。
そのような中、かほく市では、合併以来、住み良さを実感できるまち、安全で安心して暮らせるまちの実現を目指すとともに、これまで以上に人が集い、住んでいただける魅力あるまちづくりに積極的に取り組んできた結果、全国的に人口が減っている市町村が多い中、かほく市では、4年連続で人口が増えており、大変うれしく思っております。
今後も地域、企業、行政が一体となり、かほく市の更なる発展と、にぎわいあふれるまちづくりに全力で取り組んで参りたいと考えております。
しかしながら、この取り組みには、市民の皆様の参画が不可欠であり、とりわけ、皆様方のような若い世代の発想やエネルギーが求められます。新たに成人となった皆様には、これから地域の行事や、文化・スポーツ活動などに、積極的に関わっていただき、ふるさとであるここ「かほく市」に更なる活力と元気を与えて頂ければと心から願うものであります。
そして、昨年は、かほく市にとって明るい話題がいくつもありました。中でも、高校野球 夏の甲子園において大活躍された奥川恭伸選手と山瀬慎之助選手が、プロ野球のドラフト会議で指名を受け、かほく市初のプロ野球選手が誕生しました。また、トランポリン世界選手権大会の女子団体において、佐竹玲奈選手が金メダルを獲得するなど、かほく市出身の若い世代の活躍があり、今後が大いに期待されております。新成人の皆様におかれましても、それぞれの分野において、大きく羽ばたき、ご活躍されることを心から期待しております。
さて、皆様もご存知のように、昨年のノーベル賞において、旭化成名誉フェローの吉野彰氏が、スマートフォンなどで充電して繰り返し使えるリチウムイオン電池を開発した功績が認められ、ノーベル化学賞を受賞されました。
「社会の役に立つ技術とは何か」を問い続け、粘り強く研究と向き合ってきた吉野氏は、受賞決定後のインタビューにおいて「研究は必ずどこかにゴール、宝物がある。自信が持てれば、どんなに苦しいことがあってもなんとか乗り越えられる。」と信念の大切さを訴えました。
皆様方も、今後それぞれの道を歩んでいく中、辛く苦しいときもあるかと思いますが、確固たる自分の考えを持ち、努力を積み重ねて、それらを乗り越え、夢や目標に向かって進んで行って頂くことを願っています。
また、人に対する思いやりと、感謝する気持ちを決して忘れないことも心に留めて頂きたいと思います。そして、自己中心的ではない真の意味での自主性を持ち、生き生きと輝ける大人になって頂きたいと思います。
最後になりますが、20歳を迎えた皆様の若き情熱とたくましい行動力に大きな期待を寄せますとともに、皆様の前途が幸多きことをご祈念申し上げまして、式辞と致します。

お問い合わせ

総務部 総務課 秘書室
〒929-1195 石川県かほく市宇野気ニ81番地
電話番号:076-283-1110
ファックス:076-283-4644