第17回かほく市成人式（令和3年1月10日）

新成人の皆様、ご成人おめでとうございます。
令和3年の幕開けとともに、本日ここに人生の節目となる成人式を迎えられました皆様に、まずはご来賓の方々とともに心からお祝いを申し上げます。
昨年は、年明け早々に新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認され、その後、全国に感染が拡大し、現在は第3波と言われる、より大規模な感染拡大となっております。この年末年始は、新しい生活様式で過ごしていただくよう国をはじめ各方面から要請がありました。皆様方にもしっかり取り組んでいただいたと思いますが、本日の成人式においてもコロナ対応を踏まえた開催とさせていただいております。何よりも皆様方が感染をしない、また周囲の大切な人に感染させない、このことをしっかりと心に留めて頂きたいと思います。
市といたしましても、引き続き、感染症対策や生活支援策などにしっかりと取り組んでまいりますので、皆様方には、今後とも新しい生活様式を実践し、感染予防により一層努めていただきますようお願い申し上げます。
さて、皆様は、本日「成人式」という出発点に立ち、それぞれの夢や希望を胸に、決意を新たにされていることと思います。これから皆様は一人前の大人として自らの判断で行動し、それに応じた責任が求められることになります。その自覚をしっかりと心に刻んで、これからの人生を歩んでいって頂きたいと思います。
かほく市が誕生してからこれまでの約17年間、住みよさを実感できるまち、安全で安心して暮らせるまちの実現を目指し、魅力あるまちづくりに積極的に取り組んでまいりました。
その結果、全国的に人口が減っている市町村が多い中、かほく市では、5年連続で人口が増えており、大変うれしく思っております。
今後も地域、企業、行政が一体となり、かほく市の更なる発展と、にぎわいあふれるまちづくりに全力で取り組んで参りたいと考えております。
しかし、この取り組みには、市民の皆様の参画が不可欠であり、とりわけ、皆様方のような若い世代の発想やエネルギーが求められます。新たに成人となった皆様には、これから地域の行事や、文化・スポーツ活動などに、積極的に関わっていただき、ふるさとであるここ「かほく市」に更なる活力と元気を与えて頂ければと心から願うものであります。
さて、昨年は、かほく市にとって嬉しい話題もありました。昨年10月に行われた全日本トランポリン競技選手権大会の女子個人において、かほく市出身の佐竹玲奈選手が悲願の初優勝を果たしました。
また、同じく10月に行われたジュニアオリンピックカップ全国高等学校陸上競技大会において、亀田美咲選手が女子走り高跳びで見事、優勝を果たしました。
お二人とも、夢や目標に向かって努力を積み重ねた結果、掴んだ栄冠であり、ぜひともかほく市からオリンピック選手が誕生するよう今後の更なるご活躍を期待しております。
新成人の皆様におかれましても、今後それぞれの道を歩んでいく中、辛く苦しいときもあるかと思いますが、確固たる自分の考えを持ち、努力を積み重ねて、それらを乗り越え、夢や目標に向かって進んで行って頂くことを願っています。
また、人に対する思いやりと、感謝する気持ちを決して忘れず、自己中心的ではない真の意味での自主性を持ち、生き生きと輝ける大人になって頂きたいと思います。
最後になりますが、二十歳を迎えた皆様の若き情熱とたくましい行動力に大きな期待を寄せますとともに、皆様の前途が幸多きことを心からご祈念申し上げまして、式辞と致します。