第18回かほく市成人式（令和4年1月9日）

新成人の皆様、ご成人おめでとうございます。

輝かしい令和4年の幕開けとともに、本日ここに人生の節目となる成人式を迎えられました皆様に、ご来賓の方々とともに心からお祝いを申し上げます。

また、皆様をここまで立派に育て上げられましたご両親やご家族をはじめ、温かく見守っていただきました地域の方々にも深く敬意を表したいと思います。

昨年は、全国で新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ワクチン接種の着実な実施や、新しい生活様式の実践により、11月には感染状況が落ち着きを見せ、ようやくイベントや会食などの行動制限が緩和され、少しずつ以前の生活環境に戻ってきているところであります。

しかしながら、新たな変異株である「オミクロン株」の感染が広がりを見せており、本日の成人式においても、出来うる限りのコロナ対応を踏まえた開催とさせていただいております。

何よりも皆様方が感染をしない、また周囲の大切な人に感染させない、このことをしっかりと心に留めて頂くことをお願いしたいと思います。

さて、皆様は、本日「成人式」という出発点に立ち、それぞれの夢や希望を胸に、決意を新たにされていることと思います。これから皆様は一人前の大人として自らの判断で行動し、それに応じた責任が求められることになります。その自覚をしっかりと心に刻んで、これからの人生を歩んでいって頂きたいと思います。

かほく市では、住みよさを実感できるまち、安全で安心して暮らせるまちの実現を目指し、魅力あるまちづくりに積極的に取り組んでまいりました。

その結果、全国的に人口が減っている市町村が多い中、かほく市では、子育て世帯の転入増加に伴い、6年連続で人口が増えており、地域の活性化が図られていることに、大変うれしく思っております。

今後の、かほく市の更なる発展には、皆様方のような若い世代の発想やエネルギーが不可欠となります。新たに成人となった皆様には、地域の行事や、文化・スポーツ活動などに、積極的に関わっていただき、ふるさとである、ここ「かほく市」に、更なる活力と元気を与えて頂ければと心から願うものであります。

また、昨年はコロナ禍で一年延期となった、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、日本中に感動と勇気を与えてくれました。

そして、かほく市にとっても嬉しい話題がありました。

11月に行われたトランポリン世界選手権において、かほく市出身の佐竹玲奈選手が前回大会に続いて、女子団体種目で2連覇を成し遂げました。

そのほか、皆さんの同級生でもあり、かほく市初のプロ野球選手となった、東京ヤクルトスワローズの奥川恭伸選手、読売ジャイアンツの山瀬慎之助選手においては、野球ファンのみならず、多くの市民の皆様が魅了されています。

奥川選手においては、日本シリーズ第1戦で好投するなど、チームの日本一に貢献し、新人特別賞を受賞されました。

また、山瀬選手は強肩捕手として、原監督が「急成長している」と注目しているとのことで、今後の活躍が期待されているところであります。

3人のご活躍は、夢や目標に向かって努力を積み重ねた賜物であり、新成人の皆様におかれましても、今後それぞれの道を歩んでいく中、辛く苦しいときもあるかと思いますが、確固たる自分の考えを持ち、努力を積み重ねて、それらを乗り越え、夢や目標に向かって進んで行って頂くことを願っています。

また、人に対する思いやりと、感謝する気持ちを決して忘れず、自己中心的ではない真の意味での自主性を持ち、生き生きと輝ける大人になって頂きたいと思います。

最後になりますが、二十歳を迎えた皆様の若き情熱とたくましい行動力に大きな期待を寄せますとともに、皆様の前途が幸多きことを心からご祈念申し上げまして、式辞と致します。