第20回かほく市成人式~二十歳のつどい~(令和6年5月5日)
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本日ここに二十歳という人生の大きな節目を迎えられた皆様、誠におめでとうございます。
そして、皆様をここまで立派に育て上げられましたご家族をはじめ、皆様の成長を温かく見守っていただきました地域の方々に対し、深く敬意を表しますとともに心からお喜びを申し上げます。
本来であれば、この成人式は、例年通り1月上旬の開催を予定しておりましたが、皆様ご承知のとおり、元日に発生した能登半島地震の影響により本日に延期しての開催となりました。
この震災によりお亡くなりになられた方々に、心から哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
本市におきましても、多くの家屋の損壊、道路の陥没や隆起のほか、上下水道施設の損傷など甚大な被害を受けました。一日でも早く市民の皆様の日常生活が戻るよう、引き続き全力で取り組んでまいります。
また、「がんばろう石川」を合言葉に、多くの方が被災地を応援してくれています。石川県にゆかりのある著名人や、皆さんの先輩である東京ヤクルトスワローズの奥川恭伸選手、読売ジャイアンツの山瀬慎之介選手も、それぞれの活動を通して、地元のためにという強い思いを持って応援してくれています。
震災からの復興には、このような心の支えが大きな力となります。どうか、皆さんには、ふるさとである「かほく市」、そして「能登」への思いを大切に、この先の人生を歩んでいただきたいと思います。
さて、皆さんは、多感な高校生の時期を、コロナ禍の様々な制限の中で過ごされ、大人へと成長されました。多くの我慢を強いられた中でも、出来ることを見つけ、工夫を凝らして新しい生活様式を模索されてこられたものと思います。この経験は必ず皆さんを支える糧となります。本日を機に、改めて成人としての自覚をしっかり心に刻み、自らの行動に責任をもって、これからの人生を心豊かに歩んでもらいたいと思います。
これまでかほく市では、住みよさを実感できるまち、安全で安心して暮らせるまちの実現を目指し、魅力あるまちづくりに積極的に取り組んでまいりました。全国的に少子高齢化による人口減少が進む中、かほく市では、「住みやすいまち」「子育てのしやすいまち」のイメージが定着し、子育て世帯の定住先として選んでいただき、9年連続で人口が増えております。
今後、かほく市が、持続的な発展と、さらなる飛躍を目指すためには、皆さんのような若い世代の存在が重要であり、その柔軟な発想と豊かな感性、そして溢れるエネルギーが不可欠であります。それぞれの進む道は違っても、皆さんを育んできた、ふるさと「かほく市」に愛着と誇りを持ち、地域行事や文化・スポーツ活動などに積極的に参画していただくなど、地域との絆を大切にし、「かほく市」に元気と活力を与えていただきたいと願っております。
最後になりますが、皆様の夢と希望に満ちた輝かしい前途を祝福するとともに、今後の更なるご活躍とご多幸を心からご祈念申し上げまして、式辞といたします。
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