県指定史跡 宇気塚越1号墳
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小さくても貴重な遺跡
宇気塚越1号墳
かほく市宇気
石川県鋳鍛団地造成工事のときに発見されました。
古墳時代初めごろの墓で、前方後方墳と呼ばれる形をしています。
河北潟へ流れ込む宇ノ気川の東側の丘陵の上にあります。
大きさは全長18メートルで、後方部で木棺を埋めたと考えられる穴(埋葬施設)が発見されました。
埋葬施設からは、鉄製の鏃や鉇、ガラス製の小玉が出土し、副葬品と考えられています。
墓の前で儀式
塚越1号墳の東側の周溝からは、底に穴を開けた壺や装飾された壺、高坏などの土器が出土しています。
これらの土器は、墓の前で行われた祭り(墓前祭)の儀式に使われたものと考えられています。
墓に埋葬されたのはどんな人?
塚越1号墳は、全長18メートルの比較的小さな墓ですが、前方後方墳という形をしています。
比較的数の多い円墳や方墳ではなく、前方後方墳という形をしていることから、この地域の有力者の中でも特に権力をもった人の墓と考えられます。
宇気塚越1号墳
かほく市宇気
交通 JR宇野気駅から車で5分
お問い合わせ
教育部 スポーツ文化課
〒929-1195 石川県かほく市宇野気ニ81番地 電話番号:076-283-7135
ファックス:076-283-3643
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